東区からのお問い合わせです。
後、1ヶ月程で家が完成するけれど外構工事がまだ決まっていないという状態らしい。
これは外構着工初日の写真ですので片付いていますが、そのときはまだ本体工事最中。
眺めのいい高台でありながら、玄関側の高低差は少ないという最高の宅地です。
中にも入らせて頂きましたがとてもシックないい内装でした。収納も備え付けでばっちり。
メジャー片手に家具屋さん巡りをする必要が無いぐらいです。
それが楽しみな人には向かないかもしれませんが、やはりいいものはいい。
裏側(庭)です。結構広いんです。
今のところフェンスも無いのであまりにもオープンな感じですが、眺めがいいんです。
ここが問題の駐車場。とにかく奥行きが長い。
現状で、道路と奥の地盤の高さが変わらないぐらい。
通常は道路へと水勾配を取るのですがここでは困難。
道路側を下げると家の基礎が足りない、配管が露出してしまうなどの不具合が生じます。
奥を上げると、基礎部分が大きく埋まってしまう。
お客さんも、最初からここが気になってる部分のようで共に悩んで見ました。
まあ、何とかなるだろう。不可能なことは無いはずです。
水を高いほうに流せって話じゃないんだし、いざ着工。
飾り部分のガラス球が輝いて見えます。
後ろからライトをあてることで、樹木も浮き上がりました。
照明って大事ですね。
玄関から見た裏面です。
植栽の中に違和感の無いようにライトを配置したつもりです。
完成です。塀に囲われた感じを少し和らげるため、曲線的に仕上げました。
花壇や道路の部分の跳ね返りで壁が汚れにくいよう、石を貼りました。
もちろん見た目のデザイン性も重要です。
車庫の入り口は電動のオーバードア、アルミのパンチングパネル板を使いました。
塀を内側から見たところです。ガラスを使った飾りを埋め込んでますので、夜は後ろからライトアップ。
折角、はめ込んだのだから昼間しか見えないというのでは勿体無い。
ナイトバージョンへ
リビング前のステージ(何する?)です。
300角のテラコッタを貼り、化粧石の洗い出しをしました。
奥に見えるウッドデッキはYKKのリウッドデッキ。メンテ不要です。
そこにつながる飛石は、コンクリート製ですがいい形でしょう。
コーナーの植栽スペースです。電線が傍にあるので広がる木は植えられません。
季節に応じた花を植えるといいですね。
日当たりが最高なので、これから夏、水遣りが欠かせません。
課題であった車庫の水勾配。アクセントラインを兼ねてU字溝を埋めました。
U字溝は水平に据え、そこをセメントで塗ることで勾配を付けました。
物置とカーポートの樋の水も、この溝に流せるようにしたので、雨水が車庫の中を
ずっと流れて雨染みにならないようになりました。我ながらグッドアイディア。
蓋には細目のグレーチングをはめ、住宅地なので音を小さくするように下にゴムを敷いています。
いろいろな部分で「プロの方にお任せします」ということで自由にさせていただきました。
その一言でプレッシャーも少々感じますが、知恵を絞って工事いたしました。
こだわり
花壇の土が壁に跳ね返らないようにレンガを壁沿いにならべました。
庭には雑草抑制(絶対に生えないわけでない)にソイルサンドを入れました。
車庫に雨染みが出来ないようにしました。
オーバードアはダブルモーターです。
天然石やテラコッタには浸透型表面保護材を塗布しました。
このような作業は付加価値だと思います。
こういった作業をするにも、材料費、人件費が必ずかかります。
見積もりを出す段階でこういった項目を入れて見積もると「他所より高いね」といわれるでしょう。
だから見積もりには入れることが出来ない項目だと思っています。
しかし5年後、「ここまでしてもらって良かったな」と思える項目って専門業者それぞれにあると思います。
ただ、現状では予算が優先的な部分があるので実施出来ないだけで。
追加工事って「高くつくんじゃないかな」と心配される方が多いようです。
それって「業者がお客さんに信頼されてない」という残念な状況です。
良心的なところだと信頼しているといいことあるはずです。
信頼や期待を感じて現場のほうも張り切って工事しますから。